矯正治療を検討する上で、妊娠中に矯正治療が可能なのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、妊娠中に矯正治療は可能なのか、注意点も併せて解説します。
~妊娠中に矯正治療は可能?~
結論からお伝えすると、妊娠中でも矯正治療は可能です。矯正治療には一般的に6ヶ月~数年程度の期間がかかるため、矯正治療中に妊娠をする可能性は十分にあります。
妊娠中の矯正治療であっても、治療の方針が変わったり、何か調整が必要になったりすることは特にありません。ただし、患者様の健康状態によっては治療方針を一部変更するケースもあるので、妊娠がわかった時点もしくは妊娠がわかっている場合は早めに担当医に相談することが重要です。
~妊娠中の矯正治療の注意点~
基本的に妊娠中でも矯正治療は可能ですが、妊娠をしていない時と比較して気をつけなければならない点がいくつか存在します。
▷レントゲン撮影
矯正治療を始める際には、レントゲン撮影が必要です。また、矯正治療中や終了後もレントゲン撮影を行うケースがあります。歯科医院で使用されるレントゲンの放射線量はとても少ないですが、特に妊娠初期の場合はレントゲンによる放射線の影響を気にされる方もいらっしゃるでしょう。
妊娠前のレントゲン撮影であれば問題はありませんが、妊娠が疑われる場合や妊娠が発覚している場合は、事前に担当医に相談するといいでしょう。
▷痛み止めや抗生物質の服用
妊娠中の薬の服用は、薬によってはお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼすリスクがあります。例えば、矯正治療によって歯が動くときに、痛みを強く感じる場合は痛み止めを処方して対処しますが、妊娠中に使用できる痛み止めの種類は限られるのです。また、矯正治療では抜歯が必要な場合があります。その場合、抜歯をした箇所の化膿止めとして抗生物質が処方されますが、抗生物質もお腹の中の赤ちゃんへの影響が心配されます。
もちろん、妊娠中であっても安全に使用できる薬も存在するので、妊娠が疑われる場合や妊娠が発覚している場合は、事前に担当医に相談することが重要です。
以上、今回は妊娠中に矯正治療は可能なのか、注意点も併せて解説しました。
今回紹介した内容以外にも、矯正治療に対して疑問点や懸念点がある場合は、一度当院にご相談ください。
当院は矯正治療の専門医院として、患者さまそれぞれのご不安・悩みを解決し、最適な矯正治療を提供しております。